You are what you eat. 食べたものが、私になる。
この言葉を知ったのは、息子が赤ちゃんの時、アトピーに悩んでいるときでした。ほっぺたがずっと痒そうで、皮フ科のぬり薬を塗っても改善しない(赤ちゃんだから弱い薬しか処方されない)。ベビーミトンでひっかかない様にしたり、掻くのを止めたり…。本人が一番痒くて辛いだろうけど、親としてはただれた頬を見るのがとても辛かったです。
色々手を尽くす中で気づいた“食”の改善。離乳食が始まる前でしたので、誰の食改善かというと…親である私です!
授乳を介して、息子に食物アレルギーが出てきていたのです。初めての育児で手軽に済ませられるパスタばかり食べていました。そうすると、授乳時にほんのり頬が赤くなるんです。一生懸命飲んでるからかな~と思っていましたが、実は小麦粉に反応して頬が赤くなっていたのです(汗)。
その時、本当に自分の食べたものが自分になってるんだと感じました。
それからは小麦に気を付けて食品の原材料をチェックする日々が続きます。そして3歳で食物アレルギー解除になり(医師から小麦を食べても大丈夫という判断が出る)、いざパンを食べてみよう!となった時、子どもは全然食べませんでした。食べたことない物なので警戒している事もあったのでしょう。
でも親である私は粉もの大好き!一緒に食べたいと思い、ついにパンを手作りします。強力粉を使ってフワフワいい香りの初めて焼いたパンは感動でした。…が、その手作りパンも食べたがらず、ショック!でもパン作りはとても楽しくて、時間を見つけては焼いていました。息子は見向きもしません(笑)。
そんな中、私は一冊の本と出会います。白崎裕子氏著[にっぽんのパンと畑のスープ]です。この時初めての地粉でパンを作りました。初めて作った地粉パンは、強力粉のパンとは扱いが違い、上手に膨らみませんでした。でも!息子はこのパン食べたいと近寄って食べ始めました。1個完食して美味しかったと言ってくれた時は、とっても嬉しかった!!ここから私の地粉人生が始まったわけです。それから白崎茶会で猛特訓し、フワフワなパンが焼けるようになりました♪
地粉は、日本の風土に適し 日本の食文化に根付いた 日本の麦を挽いた小麦粉。だからポストハーベスト農薬(収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤)の心配もありません。いろんな技でうどんもお菓子も作れちゃう。なんといっても滋味深い味わいでおいしい!
教室では、おいしい地粉パンを作るコツをふんだんにお伝えします~!!