こんにちは。三鷹・吉祥寺のパン教室ぐーちょきぱんです。
今日は教室で使用している小麦粉『地粉』についてのお話です。
地粉ってなんだろう?
地粉は地元で収穫、製粉された国産小麦粉のことを言います。
パン教室ぐーちょきぱんでは、この地粉を使ってパン作りをしています。
小麦粉の種類は、強力粉なの?薄力粉なの?
日本で昔から育てられてきた小麦粉は、うどんを作るのに適したうどん粉(中力粉)で、現在でも地粉というと多くの商品が中力粉です。
なぜ地粉でパンづくりをするの?
パン教室ぐーちょきぱんが、パンづくりに地粉を使う理由は3つ。
その1 ポストハーベストの心配がない
その2 日本の風土が育んだ小麦粉
その3 万能選手
①ポストハーベストの心配がない
海外産の小麦粉は収穫後に農薬を散布するため、残留農薬に気をつける必要があります。日本では、収穫後の農薬の使用を禁止しているため、残留農薬の心配がありません。
※ポストハーベストとは、収穫後に散布する農薬のこと(英語で、ポスト=後 ハーベスト=収穫を表します)
②日本の風土が育んだ小麦粉
パン、クッキーやうどんなど、小麦粉を使った食品は私たちにとって身近な存在ですが、日本で消費される小麦粉の内、国産の小麦はわずか15%で、残りはアメリカ、カナダ、オーストラリアなどから輸入しています。
できるだけ住んでいる土地でとれたものを食べることで、その土地の風土に適した身体になり、健康を保つことができるとの考え方もある様に、日本の風土が育んだ地粉は私たち日本人の体質と味覚に合ったパンが焼けます。なにより小麦粉本来の風味が感じられ、とってもおいしいのです。
③万能選手
地粉はお料理にもお菓子にも使える万能選手!
料理によっていろんな粉を使い分けて、そのまま使わないまま古くなってしまった、なんて事ありませんか?
地粉は薄力粉と強力粉の中間の性質を持つため、うどんやお好み焼きなどはもちろん、ちょっとのコツや工夫でお菓子などにも使える万能選手なのです。
ぐーちょきぱんでは、農林61号・チクゴイズミという品種の地粉を使っています。
地元やお出かけ先の道の駅で見つけた地粉で焼いてみるのも楽しいですね♪